読書日記2022-221
終活中毒
秋吉理香子(著)
[実業之日本社2022年8月発行]
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あらすじ
人生は、いつでも大どんでん返し。
たとえ、余命わずかでも――
ゾッとする終活、理想的な終活、人生を賭けた終活…4人の〈終活〉に待っていたサプライズとは?
40代女性―余命をSDGs活動につぎ込む資産家の妻に望むのは…(「SDGsな終活」)
60代男性―妻の三回忌のため息子と家のリフォームを始めたが…(「最後の終活」)
60代女性―ベストセラー作家の遺品に心を乱された理由は?(「小説家の終活」)
40代男性―売れない芸人の終活はお笑いグランプリの挑戦で…(「お笑いの死神」)
感想
終活にも色んな意味があると思わせてくれるお話でした。
ちょっとヒネった?ブラックな感じで、『世にも奇妙な物語』ぽいな
原作にしてもいいんじゃない?
最初のお話は…微妙…
以前、似たような本を読んだけど、ギブアンドテイクに出来ればなぁ〜と思っちゃいました
いちばんグッときたのは【お笑いの死神】
やはり本人が"死"を意識したときの底力、生きた証…
なんて言ってもヨメさんが良かった!
【最後の終活】で親が子供に対して究極に想う言葉に感動
姿が変わっても、性別が変わっても、我が子が生きている。息をしている。動いている。会話することができる。触れることができる。一緒に過ごすことができる。笑いあうことができる。それの全てに ありがとう!
著者の本で【息子のボーイフレンド】 では、タイトル通り息子がボーイフレンドを連れてきた話だったけど、私のその時の感想もまさにコレでした!男前だと言われたけど(笑)
我が子のLGBTQを受け入れるのは戸惑うけど、いいじゃないですか、本人が笑って生きられるならばね
終活…
そろそろ考えないとならない年齢になってきました