読書日記2022-205
鎮魂
染井為人(著)
[双葉社2022年5月発行]
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あらすじ
世間を騒がせている半グレ集団「凶徒聯合」のメンバーが殺された。 警察は暴力団や半グレ同士の抗争と見て捜査をはじめるが、それを嘲笑うかのように次々にメンバーが殺害されていく。 疑心暗鬼になっていくメンバーたち。 そして、犯人を持ち上げるSNSの住民たち。
『正体』で注目を集める著者が放つ社会派サスペンス。
感想
いつも社会問題を織り込んだ小説で度肝を抜かれる染井作品。
私の好きな作家さんのひとりです!
今回は"半グレ"
暴力団に所属せずに犯罪を行う集団。
暴力団には色々な法律や規制があり、暴力団なりのある程度の節度もあるが、半グレはそれをかい潜りやりたい放題?振興の犯罪集団
そんなやりたい放題な彼らが起こした事件で、どれだけの人が酷い打撃を受けたか…
それがこの本の核になってます!
テーマは《復讐》
本文には…
「復習は死者の魂を鎮めるために行うもの。いわば鎮魂の儀式なのだ。」
あり得ない言葉だ思うかどうかは、この本を読んで考えて下さい…。
私はあり得る方に傾いたかも?ヤバーイ
早いうちに犯人自体は登場するけど、最後までその正体が掴めなかった私…
う〜ん、やられた
ありがとうございましたm(_ _)m