読書日記2022-198
動物の看護師さん
動物•飼い主•獣医師をつなぐ6つの物語
保田明恵(著)
[大月書店2020年3月発行]
あらすじ
苦しいと訴えたりしない犬や猫。 代わりに具合を伝え、受ける医療を決める飼い主。 専門的知見から診療する獣医師。 三者それぞれの思いに寄り添い架け橋となって治療を進める動物看護師の仕事を、6人の体験から鮮やかに描き出す!
動物看護師ってどんな仕事?国家資格化決定。 専門性を追求する個性豊かな6人の動物看護師。 かれらの現場をつづった心温まるノンフィクション!
感想
動物看護師さんの実際の現実の奮闘記。
一週間前に愛猫を亡くした私にはキツイかなぁと思って、怖々読み始めました。
実際、犬猫の死の話が頻繁に出てきます。
借りたのはまだ愛猫に何も変化もない時で、図書館でフト目についた感じでした。何かのチカラ?
結論としては読んで良かったです!
動物看護師さん、獣医師さんの苦悩、そして色んな飼い主の在り方など、知り得なかった事を知り勇気が貰えました。
保定(ほてい)の話にはなるほど!と感心した
この言葉に共感
『(飼い犬の)辛そうな状態をずっと見てきて、私も苦しかったから、いなくなってとても悲しいけど、心が少し楽になりました』
動物看護師さんの言葉も沁みた
『飼い主さん家族がそのコのことを思って決めた治療が何より一番。 家族が選択した治療を全力で支えてゆく…』
喉のつかえが少し和らいだ気がしました!
そして忘れないでいたい獣医師さん言葉
『動物にも苦しいとかつらいという気持ちはある。 でも「だから死にたい」って思うのは人間だけ。 どんな状態でも頑張って生きようとする生命力が動物にはそなわっている。 自殺するのは人間だけなんだ』
懸命に生きた愛猫へも敬意を表します!
ありがとうございましたm(_ _)m