読書日記2022-192

よるの美容院

市川朔久子(著)

[講談社2012年5月発行]

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あらすじ

12歳のまゆ子は、両親と離れて遠縁の「ナオコ先生」のもとで暮らしている。 ナオコ先生の営む「ひるま美容院」は、古くからのお客さん達によって支えられている昔ながらの小さなお店だ。 まゆ子は、つらい記憶のせいで声が出ない。 月曜日の夜、閉店後の美容院でナオコ先生はまゆ子のためだけに丁寧にまゆ子の髪を洗って整える。 心を閉ざしていたまゆ子の声が、だれかに届く日はくるのだろうか。


よるの美容院 [ 市川 朔久子 ]

 

感想

お邪魔しているブログで拝見し、題名が気になり読んでみました。


児童書の棚にあったので、子供向けの内容かと思ったけど、大人にもイヤ大人が受け止めるべき部分も多々ありました。


《声が出ない!》

当然、心理的な原因がある訳で、最初は目の前で友達が事故にあったショックかと思ったら、もう一歩深い理由があった。


不登校児が自然豊かなが場所で再生するのはよくあるパターン。

今回はそれがよるの美容院での優しくシャンプーをして貰うことと、商店街の人々の優しさでしたね。


学校に行かないことで焦る母親の心情も分かるけど、やはりそれも子供の心の負担になるんですよね。

やはり『親が変わると子供も変わる』かな?!


どういう経緯でこの美容室へ来たのかが知りたかったな…。


ありがとうございましたm(_ _)m