読書日記2022-185

カレーの時間

寺地はるな(著)

[実業之日本社2022年6月発行]

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あらすじ

僕の祖父には、秘密があった。
終戦後と現在、ふたつの時代を「カレー」がつなぐ絶品“からうま"長編小説。

ゴミ屋敷のような家で祖父・義景と暮らすことになった孫息子・桐矢。カレーを囲む時間だけは打ち解ける祖父が、半世紀の間、抱えてきた秘密とは――ラスト、心の底から感動が広がる傑作の誕生です。

 

カレーの時間 [ 寺地 はるな ]

 

感想

派手な話ではないけど、素朴な寺地さんらしい話でした。


昔の価値観を引きずる祖父と、現代を生きる孫。

"男のくせに"や"男ならば•••"と、俗に言う 「嫌なジジィ」だけど、それには育った環境や経緯があった?!


それでも人生とともに学習出来てない祖父の態度にはいただけなものもあるけどね。


だけど、もっともっとその嫌なジジィぶりを最後まで欲しかったな…。


ありがとうございましたm(_ _)m