読書日記2022-184
母の待つ里
浅田次郎(著)
[新潮社2022年1月発行]
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あらすじ
上京して四十年、一度も帰ろうとしなかった郷里で私を温かく迎えてくれたのは、名前も知らない母でした――。
家庭も故郷も持たない人々の元に舞い込んだ〈理想のふるさと〉への招待。
還暦世代の三人が半信半疑で向かった先には、奇跡の出会いが待っていた。
感動が雪のように降り積もる。大切な人に今すぐ会いたくなる、永遠の名作誕生!
感想
東京という都会生まれの著者にとって、想像する故郷をこういう形で残したかったのかなぁと想像。
故郷は限りなく美しく、自然への憧れと賞賛があふれていました。
たとえ虚構の故郷だとしても、自分を受け入れてくれる場所があるだけで人は生き返れる気がします。
ただその部分が強すぎて、その裏というか会社やAIなどが中途半端でモヤモヤ…
そういうことは気にしないで、故郷の安らぎを楽しんだらいいお話なのかもしれませんね…
ありがとうございましたm(_ _)m