読書日記2022-183
笑うマトリョーシカ
早見和真(著)
[文藝春秋2021年11月発行]
✩✩✩
あらすじ
親しい人だけでなく、この国さえも操ろうとした、愚か者がいた。
四国・松山の名門高校に通う二人の青年の「友情と裏切り」の物語。
27歳の若さで代議士となった男は、周囲を魅了する輝きを放っていた。 秘書となったもう一人の男は、彼を若き官房長官へと押し上げた。 総理への階段を駆け上がるカリスマ政治家。
「この男が、もしも誰かの操り人形だったら?」最初のインタビューでそう感じた女性記者は、隠された過去に迫る。
感想
前半を読んで、もういいかな…と思っていたら、中盤になり
ムムムどういう展開になるんだろう?
と興味をそそられました。
政治家になることを夢見る青年と、それを支えることを決心した男の物語かと思いきや…
これはミステリー?
サスペンス?
何度もどんでん返しがあり、主役だと思っていた人が脇役だったとか
甘い推理は打ち砕かれた感じがありました
「生者必滅会者定離」しょうじゃしつめつえしゃじょうり
生きる者は必ず死に、出会った者は離れることが定め
どんな偉人でも、誰もが共通していつかは滅びるってこと?
何となく含みをもたせた終わり方には消化不良かも?!
ありがとうございましたm(_ _)m