読書日記2022-129
日向を掬う
朝倉宏景(著)
[双葉社2021年4月発行]
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あらすじ
「私、あなたの娘です」
四十歳独身の大守良行の家に、突然中学生の少女・都築日向実が訪ねてきた。
良行は十五年前、かつての恋人・都築街子に頼まれ、精子提供をした事を思い出す。
交通事故でこの世を去った街子の遺言によって、良行は日向実と暮らすことになるが……。
親子とは何か、家族とは何かを問いかける長編家族小説。
感想
親子、家族とは?
問いかけられても明確な答えを出せるものではないけど、やはりダサくても言いたいな〜
《愛》よ!
もちろん愛にも色んな意味があり、全てが収まるものではないけどね。
精子提供で生まれたと知った中学生の葛藤、人が産まれる意味、生きる意味とはを考えされされる。
確かに産むことも産まないことも親のエゴではあるけど、自分の人生をどう生きるかは自分で決められることだしね!
前半は展開が早くて面白くてどんどん読み進むが、後半になりちょっと失速?!
ドラマになると絶対に面白いだろうと思えました!して欲しいなぁ
ありがとうございましたm(_ _)m