読書日記2022-111
ミラーワールド
椰月美智子(著)
[角川書店2021年7月発行]
☆☆☆
あらすじ
「だからいつまで経っても、しょうもない女社会がなくならないのよ」
「男がお茶を汲むという古い考えはもうやめたほうがいい」
女が外で稼いで、男は家を守る。 それが当たり前となった男女反転世界。
池ヶ谷良夫は学童保育で働きながら主夫をこなし、中林進は勤務医の妻と中学生の娘と息子のために尽くし、澄田隆司は妻の実家に婿入りし義父とともに理容室を営んでいた。 それぞれが息苦しく理不尽を抱きながら、妻と子を支えようと毎日奮闘してきた。 そんななか、ある生徒が塾帰りの夜道で何者かに襲われてしまう……。
感想
「日々男女格差を見聞きしながら、ずっと考えていた物語です。そんなふうに思わない世の中になることを切望して書きました」――椰月美智子
と著者の想いが詰まっているお話だけど…
う〜ん(´ε`;)ウーン
何度も挫折しそうになりながらも、きっと未来へ繋がる結末がある!と信じて読んだが…
プロローグとエピローグは??
女尊男卑の世界、今とは鏡に映した真逆を表した話だけど、ここまで酷いのは昭和よね?
今でも全く無い訳ではないにしろ、世の中全体と言うのには違和感だらけでした。
著者が言われているように、多少オーバーなのが問題定義には必要なのかな?
と書いていたら、新聞に載ってました。
【男女格差報告】
男女平等等146カ国中、
日本は116位
政治面、経済面での女性の進出が依然として低調らしいです…
ありがとうございましたm(_ _)m