読書日記2022-101
山のふもとのブレイクタイム
高森美由紀❨著❩
[中央公論新社2021年9月発行]
☆☆☆☆
あらすじ
「あの味っこさ会えて、いかった」
青森県南部の葵岳登山口にあるレストラン。そのシェフ・登磨には亡き祖母との思い出の味があった。それを思い出させてくれたのは、意外な人物で……。
~葵レストラン、今日のオススメ~
「ハーブポークの休息」
「こんがりチーズの焼きおにぎり」
「見えないケーキ」
「ホワイトソースと厄介な頼み」
取材に来たのは、登磨の因縁の相手?
感想
『山の上のランチタイム』 の続編。
何故かな? 前作と少しテンポが違うと感じた。
あぁ〜そうか!
前作はこぐまちゃんこと美玖ちゃんの目線だったが、今回はシェフ登磨くんの目線だからか?!
明るいだけの美玖ちゃんにも、奥に秘めた悲しみ辛さから成り立った明るさだったけど…。
惚けたシェフにもそれなりの苦悩があり、それが次々と見え隠れする様にも惹きつけられた!
ただ、取材にきた奴に苛つかせられたのが悔しかったのと、微妙に結ばれない二人にヤキモキさせられたのがマイナスポイントかな?
ありがとうございましたm(_ _)m