読書日記2022-100

影法師

百田尚樹❨著❩

[講談社文庫2012年6月発行]

☆☆☆☆☆

 

影法師 (講談社文庫) [ 百田 尚樹 ]

 

あらすじ

頭脳明晰で剣の達人。 将来を嘱望された男がなぜ不遇の死を遂げたのか。

下級武士から筆頭家老にまで上り詰めた勘一(かんいち)は竹馬の友、彦四郎(ひこしろう)の行方を追っていた。 二人の運命を変えた二十年前の事件。 確かな腕を持つ彼が「卑怯傷」を負った理由とは。 その真相が男の生き様を映し出す。


感想

百田作品の時代小説はお初?!

読めるか不安だったけど、グングンと惹き込まれて結末が気になり一気読みでした照れ


江戸時代中期くらいかな?

戦のない穏やかな時代であっても、侍の世界では上士、中士、下士の身分差は絶対的なものだった。


下士の家に生まれた主人公が、筆頭家老になるまでの立身出世物語かと思えば、本当の主人公はその竹馬の友?!


帯の言葉が意味深で…

「どんなことがあっても貴女(おまえ)を護る」

友はなぜ不遇の死を遂げたのか。涙が止まらない、二人の絆、そして友情。


それが確信と納得になったのは…

単行本未収録、幻の「もう一つの結末」が巻末袋とじで登場!


友情よりも愛情?

どちらも泣けましたね…笑い泣き


ありがとうございましたm(_ _)m