読書日記2022-84

月の光の届く距離

宇佐美まこと❨著❩

[光文社2022年1月発行]

☆☆☆☆☆

 

月の光の届く距離 [ 宇佐美まこと ]

 

  あらすじ

真面目な女子高生、美優は予期しない妊娠をしてしまう。 堕胎するには遅すぎると、福祉の手によって奥多摩にあるゲストハウスに預けられる。 そこには、明良と華南子という兄妹が、深刻な事情を抱えた子どもたちの里親となって、高齢の母、類子と暮らしていた。

貧困、未婚、虐待、難しい背景をもつ里子たちを慈しんで育てる彼らにも、運命に翻弄され絶望を乗り越えた苦しい過去があった。 家族の在り方に迫る、長編ミステリー。


  感想

最初の1文からもうこれは…

と惹き込まれました。


まだまだ未熟な子供が妊娠したら、当然親は戸惑い慌てます。

飛び出した娘が、色々な人の手を借りて成長していくのだけど…


その色々な人にも物語がある!

もう〜ずっと読みながら心の中がゾワゾワして、ウルウルしていた赤ちゃん泣き


なぜ?自分の子供を守れないんだ!

なぜ?子供を喰い物にするんだ!


文中より

『家族って何なんだろうな…』

『幸せってそれぞれだから…』


子供の幸せを考えること、それが親の務め!

この当たり前の事が、ずっと当たり前であるように願いますお願い


 星 星 星 星 星 星


5月最終日にして、こちらが"月イチ"でした!


年間200冊以上読むと前半のはほぼ忘れてしまいます。

なので、今年からブロ友さんのマネして月イチを決めてます(^^)v


先月は、これって言うのがなくて選ぶのに苦労したけど、今月は豊作昇天

あと2冊も選びたいのがありましたニコニコ


ありがとうございましたm(_ _)m