読書日記2022-80

新しい星

彩瀬まる❨著❩

[文藝春秋2021年11月発行]

☆☆☆☆☆

 

新しい星 [ 彩瀬 まる ]

 

あらすじ

幸せな恋愛、結婚だった。 これからも幸せな出産、子育てが続く……はずだった。 順風満帆に「普通」の幸福を謳歌していた森崎青子に訪れた思いがけない転機――娘の死から、彼女の人生は暗転した。

離婚、職場での理不尽、「普通」からはみ出した者への周囲の無理解。

「再生」を期し、もがけばもがくほど、亡くした者への愛は溢れ、「普通」は遠ざかり……。(表題作「新しい星」)


感想

読みたいと思っていた本で、やっと読めました!

彩瀬作品は、今まではちょっと合わないと思っていたけど、こんな話も書けるのと驚きました(彩瀬ファンの方ゴメンナサイお願い)


直木賞候補になったのも納得!


8編の短編連作、大学時代の合気道部だった4人。

①娘の死…

②乳がん…

③引きこもり…

④家族との別居…

それぞれに抱える問題は、それぞれに重い。


きっと自分と重なる経験がある人には沁みる話だと思います。

私も乳がん経験者なので、その辺りはキツかったな悲しい

お風呂の話に泣きそうになった…


読み終えて…

登場人物みんなにエールを送りたい想いでしたキラキラ


スピンオフで、それぞれに関わった人を主に書いて欲しいなぁ!

①子を亡くした娘の母

②癌を患った母の娘

③引きこもりの息子の母

④心がすれ違った夫の妻

それぞれの言い分を知りたい!


ありがとうございましたm(_ _)m