読書日記2022-60
三兄弟の僕らは
小路幸也❨著❩
[PHP研究所2020年3月発行]
☆☆☆☆
あらすじ
平凡で幸せな家庭に育ちながらも、突然の交通事故で、両親を一度に失ってしまった、稲野朗・昭・幸の三兄弟。 そんな彼らを助けるべく、それまでほとんど面識のなかった母方の祖母が家にやってきた。 その暮らしの中で兄弟たちは、祖母と母の不仲の理由や父の出生の秘密など、これまで気づかなかった家族の裏側を少しずつ知っていくのだが……。
生前の父と母がそれぞれ隠していた、〝秘密″とは。 「普通の家族」とは何なのか。
感想
結構ヘビーな題材だけど、それを感じさせないのが小路さんらしいですね
祖母と母の確執や秘密、父親の信じがたい秘密も…
普通ならばパニックだろうし、ドロドロもあり得るのに、なんて良い子達なんだろうと
両親の死と引き換えに、僕らは〝家族″を手に入れた――。
まぁ〜ね、こういう在り方も良いんじゃない?!
世の中、素直に生きていたい!
と思わせてくれた読後感でした
エピローグでそう思わせてくれたけど、エッばあちゃん逝ったのがまだ若すぎないかい?
もうちと老後を楽しませてやってよ〜
ありがとうございましたm(_ _)m