読書日記2022-59
暴虎の牙
柚月裕子❨著❩
[角川書店2020年3月発行]
☆☆☆
あらすじ
博徒たちの間に戦後の闇が残る昭和57年の広島呉原。 愚連隊「呉寅会」を率いる沖虎彦は、ヤクザも恐れぬ圧倒的な暴力とそのカリスマ性で勢力を拡大していた。
広島北署二課暴力団係の刑事・大上章吾は、沖と呉原最大の暴力団・五十子会との抗争の匂いを嗅ぎ取り、沖を食い止めようと奔走する。
時は移り平成16年、懲役刑を受けて出所した沖がふたたび広島で動き出した。 だがすでに暴対法が施行されて久しく、シノギもままならなくなっていた。 焦燥感に駆られるように沖が暴走を始めた矢先、かつて大上の薫陶を受けた呉原東署の刑事・日岡秀一が沖に接近する…。
不滅の警察小説シリーズ、令和でついに完結!
感想
「孤狼の血」シリーズ完結編!
あ〜そんなんだと知らずに読んで、4年前に読んでた孤狼の血はほぼ記憶なし…
読書日記を読み返すと絶賛してました→孤狼の血
第2弾の『狂犬の眼』は読んでないけど、こちらは日岡刑事が主のような?
今回はその両刑事がバトンタッチするように、昭和と平成で書かれてました。
警察と暴力団、愚連隊に暴走族
はい、てんこ盛りよ
柚月さん、女性作家が書く警察物は凄惨な場面が少なくて、表現が優しく感じて読みやすくお気に入りだったけど、今回はそれを打ち破りましたね…
シリーズ完結というので、派手にやっちゃったかな?
最近の私には、少ししんどい部類でした…。
ありがとうございましたm(_ _)m