読書日記2022-44
本心
平野啓一郎❨著❩
[文藝春秋2021年5月発行]
☆☆☆
あらすじ
舞台は、「自由死」が合法化された近未来の日本。 最新技術を使い、生前そっくりの母を再生させた息子は、「自由死」を望んだ母の、 <本心> を探ろうとする。
母の友人だった女性、かつて交際関係にあった老作家…。 それらの人たちから語られる、まったく知らなかった母のもう一つの顔。
さらには、母が自分に隠していた衝撃の事実を知る――。
感想
2040年という近未来の話。
そんなに今とは変わらないけど、テーマでもある"自由死"は認められている。
AIやVRというのも今もどんどん進化している技術であり、その最新技術で身近な人を再生されるのもありかもしれない。
色んな問題が詰込まれ過ぎてて、気軽に読める本ではなかったかも??![]()
格差・障害・AI・VF・VR・仮想現実・自由死・自然死・宇宙
全ては主人公の母親への"愛"かな?
29歳にしては幼いし、かなりのマザコンとしか言いようがないけど![]()
結局は、その主人公の成長物語?!
FV母から卒業した結果の気持ち
「わからないからこそ、わかろうとし続ける。その限りで、大切な人は私の中に存在し続ける」
私は"自由死"の方が興味深く、自死と何が違うのか?
尊厳死ともどう違うのか?
その辺りをもう少し詳しくして欲しかったと思います。
ありがとうございましたm(_ _)m
