読書日記2022-43

その扉をたたく音

瀬尾まいこ❨著❩

[集英社2021年2月発行]

☆☆☆☆

 

その扉をたたく音 [ 瀬尾 まいこ ]

 

  あらすじ

29歳、無職。
ミュージシャンへの夢を捨てきれないまま、怠惰な日々を送っていた宮路は、ある日、利用者向けの余興に訪れた老人ホームで、神がかったサックスの演奏を耳にする。
音色の主は、ホームの介護士・渡部だった。「神様」に出会った興奮に突き動かされた宮路はホームに通い始め、やがて入居者とも親しくなっていく――。
人生の行き止まりで立ちすくんでいる青年と、人生の最終コーナーに差し掛かった大人たちが奏でる感動長編。


  感想

『あと少し、もう少し』で登場した渡部君のその後と前々から聞いていて、温めていた1冊グラサン


あれから10年、ええ子に育った渡部君に対して主人公のぼんくら宮路君は…

ホンマにぼんくらやねぇチューハッ


しかしそこは瀬尾さん!

本人の甘さも身勝手さも優しく切なく綴られていて、ホロリとする場面もありましたおねがい


最後に親父さんが言った言葉を見て、甘やかしたバカ親だけど、親も不器用だっただけなのかもな?照れ


ありがとうございましたm(_ _)m