読書日記2022-40
明日の僕に風が吹く
乾ルカ❨著❩
[角川書店2019年9月発行]
☆☆☆☆☆
あらすじ
川嶋有人は離島の診療所に勤める叔父に憧れ、自らも医師を目指していた。
だが、重度のアレルギー発作を起こした転入生を助けようとして失敗し、彼女には障害が残ってしまう。 罪悪感と絶望に押しつぶされた有人は、引きこもりの日々を過ごしてきたが、叔父の勧めにより北海道の離島・照羽尻島で暮らすことになる。
この島は「海鳥の楽園」と呼ばれていて、高校の全校生徒はたったの5人。
島の生活に戸惑い、時に反発しながらも、有人は徐々に前を向き始める。 だが、突然の別れと残酷な真実が降りかかり…。
感想
熱い涙なしでは読めない、北海道の離島を舞台に心の再生を描く青春成長小説!
そして、
明日へ踏み出す勇気をくれる感動の物語!
よくある話なんですが、こういう話に弱い私です
しかし有人くんが一歩踏み出すまでのさまざまな葛藤が…
う〜ん、おばさんにはじれったい
でもきっと最後はHAPPYになるはず?!と、ある意味安心して読めるのも良いですね!
若さゆえの葛藤もあるだろうけど、本人も周りも心を開きつつ前に向かうのは、年齢に関係なく唆られるものがありました!
《何かを決める時、岐路に立った時、未来の自分を想像してみる。 十年後の自分を想像して今を振り返ってみる。
今これをしたら、しなかったら、この道を選んだら、選ばなかったら…想像してみる。 そうして一番悔いがないだろう選択をする》
私も肝に銘じよう
実際に北海道の海鳥の楽園〘天売島〙が舞台のようですね。
ありがとうございましたm(_ _)m