読書日記2021-211
【愛されなくても別に】
武田綾乃❨著❩
[講談社2020年8月発行]
☆☆☆✬
遊ぶ時間?そんなのない。
遊ぶ金?そんなの、もっとない。
学費のため、家に月8万を入れるため、日夜バイトに明け暮れる大学生・宮田陽彩。 浪費家の母を抱え、友達もおらず、ただひたすら精神をすり減らす――
そんな宮田の日常は、傍若無人な同級生・江永雅と出会ったことで一変する!
愛情は、すべてを帳消しにできる魔法なんかじゃない――。
息詰まる「現代」に風穴を開ける!
初読みの作家さんかな?
1992年生まれの若い作家さん。
テーマは「毒親」?!
娘に毎月8万円の入金と家事の全てを要求する母。
殺人犯の父と、売春を強要する母。
毎週九州から関東にやって来る過干渉の母
それぞれに毒親を持ち、その支配下から抜け出そうともがいている大学生の彼女たち…
「自分に比べてたら貴女なんて…」
そう思う事で、自分自身を保っていけるなんて辛すぎます
全体的な話には共感出来るし、彼女たちの殻を破ろうとする姿に拍手も送りたい!
ただ、
やはり若い著者だと感じるところもチラホラ
感覚の違いなんでしょうね?
ありがとうございましたm(_ _)m