読書日記2021-192
【草原のコック·オー·ヴァン】
高原カフェ日記Ⅱ
柴田よしき❨著❩
[文藝春秋2018年9月発行]
☆☆☆☆
東京の出版社をやめ、百合が原高原にカフェを開業した奈穂。
地域の女性の助けや励ましを得て、地元の食材を活かしたメニューを生み出す日々は、モラハラ夫との離婚で疲弊した奈穂に生きる力を取り戻してくれた。
背水の陣で始めたカフェも二年目を迎え、地域の人々にも認められてきた。
村役場で働く涼介との出会いにも支えられ、穏やかな日々を過ごす奈穂の前に、ワイン醸造の夢を抱く、元人気ミュージシャンの青年が現われる。
名物のローストビーフ、林檎入りのカトルカール、ケータリングの洋風おせち、そして優しい味わいのコック・オー・ヴァン(鶏の赤ワイン煮込み)。
読むだけで美味しく幸せになるご飯のパレード、人の機微を繊細にやさしく掬い取るドラマが静かな感動を呼ぶカフェ物語。
『風のベーコンサンド 高原カフェ日誌』に続く、人気シリーズ第2弾
とあったので、その第1弾を読もうと思ったらヒットしなくて…
続編だけど、とりあえず読んでみたけど、特に支障もなく受け入れられました(^^)/
東京からやってきてカフェを開いた辺りも、話の流れで出てくるし、逆に安心して読めたかも?!
カフェメニューも興味深かったし、ワインや葡萄の話はなかなか良かったし、田舎の閉塞感、人生の挫折も上手く書かれて面白かった。
それなりの事件も激しく感じなくて、優しい雰囲気で読了出来ました(^^)v
お名前はよく見かけるけど、私は初読みだったような…?
ありがとうございましたm(_ _)m