読書日記2021-173
【ブラック・ショーマンと名も【なき町の殺人】
東野圭吾❨著❩
[光文社2020年11月発行]
☆☆☆✬
名もなき町。 ほとんどの人が訪れたこともなく、訪れようともしない町。
けれど、この町は寂れてはいても観光地で、再び客を呼ぶための華々しい計画が進行中だった。 多くの住民の期待を集めていた計画はしかし、世界中を襲ったコロナウイルスの蔓延により頓挫。 町は望みを絶たれてしまう。そんなタイミングで殺人事件が発生。
いったい、何が起こったのか。
「俺は自分の手で、警察より先に真相を突き止めたいと思っている」──。
颯爽とあらわれた〝黒い魔術師〟が人を喰ったような知恵と仕掛けを駆使して、犯人と警察に挑む!
東野作品は、いつもならば一気読み…
が、今回はちょっと苦戦したかも
犯人は誰か、その動機は何か、を明らかにしていくのが、古典的な探偵推理小説って感じね。
だからその探偵の推理とか探りの入れ方とかがちょっと…クドい
犯人については、前半で
『ん?』と思えて、最終的に
『やっぱり!』
主人公が、親が殺されたにしては、余りに普通なのが違和感かも?
コロナ禍の社会を入れ込んでのお話だけど、その部分もちょっと違和感かな?
しかし、前作の『くすのきの番人』とは全く違う作風で、著者の多才ぶりが発揮されてましたね
ありがとうございましたm(_ _)m