読書日記2021-125
【百貨の魔法】
村山早紀❨著❩
[ポプラ社2017年10月発行]
☆☆☆✬
時代の波に抗しきれず、「閉店が近いのでは?」と噂が飛び交う星野百貨店。
エレベーターガール、新人コンシェルジュ、宝飾品売り場のフロアマネージャー、テナントのスタッフ、創業者の一族らが、それぞれの立場で街の人びとに愛されてきたデパートを守ろうと、今日も売り場に立ちつづける―。
百貨店で働く人たちと館内に住むと噂される「白い猫」が織りなす、魔法のような物語!
『桜風堂ものがたり』の姉妹本。
書店が入っている百貨店のお話で、作品のトーンは全く一緒でしたね
ただファンタジー的なところが、良いような悪いような…
『魔法を使う猫』
猫好きとしてはありなんだけどね
やはり村山さんには"猫"が欠かせませんね
あまりに美化された場所に思ってしまい、こんなに素晴らしい職場や仕事ってあるはずないのなぁ〜
と、へそ曲がりな想いが芽生えちゃいました
全体のお話としては、とても優しくて懐かしい!
百貨店という響きもね。
子供の頃は、お洒落をしていくちょっと特別な場所って感じだったもの…
その百貨店も、書店同様に時代の移り変わりで存在感がなくなってきたのは、何とも哀しいです…
ありがとうございましたm(_ _)m