読書日記2021-123
【恋に焦がれたブルー】
宇山圭佑❨著❩
[集英社2021年3月発行]
☆☆☆☆☆
あなたといると身体が焦がれて痛くなる。 あなたがいないと心が涙で痛くなる。
靴職人を目指す高校生の歩橙(あゆと)は、同じ学年の青緒(あお)に恋心を寄せている。 彼女はいつもボロボロのローファーを履き、友達も作らず、ひとりぼっちで笑顔を見せたことすらない。
歩橙はそんな青緒に手作りの靴をプレゼントしようと思い立つ。
不器用に、真っ直ぐに、恋する気持ちを靴に込めようとする歩橙。 そのひたむきな想いに触れて、青緒も次第に彼に惹かれてゆく。
しかし二人を試練が襲う。 彼を愛おしいと思う気持ちが、青緒の身体に耐えがたい痛みを与える不思議な病を発症してしまったのだ。 歩橙の言葉が、愛情が、してあげることのすべてが、青緒の身体を焦がすように傷つけてゆく……。
切ない切ないラブストーリー
そこには、辛い生育や境遇、いじめや虐待、愛憎や確執、そして温かい友情や愛情も!
半分読んだ時点で、こんなに盛り沢山で、この先は何が待っているんだ?
と思わせてくれた。
その期待を裏切らないほど、後半もてんこ盛りよ
夢への挑戦、親との和解と別れ、幸せの絶頂からどん底へ
それでも、きっと幸せになれるはずだ!なってくれる!と期待。
さて結末は?!
…涙腺崩壊しちゃうかも
ありがとうございましたm(_ _)m