読書日記2021-120
【道をたずねる】
平岡陽明❨著❩
[小学館2021年4月発行]
☆☆☆☆✬
地図会社キョーリンの調査員・合志俊介。彼の仕事は日本各地を歩き、家の表札を一軒ずつ書き留めること。
俊介には一平と湯太郎という幼馴染みがいた。三人は十五歳になる年、裏山のクスノキで誓いを立てた。
一つ、友のピンチは助けること、
二つ、友の頼みは断らないこと、
三つ、友に隠し事はしないこと。
その日から、男たちはそれぞれの“道”を歩き始めた。
地図づくりに生涯を捧げた男たちの熱き物語!
人はみな「自分の道」をゆく英雄である。
友情、青春、仕事、人生。
俺たちは、ただ前だけを見て歩いてきた――。
帯に書かれていた言葉が、読了後にズシリときました
1958年〜2017年のクスノキの誓いを立てた3人の少年の、親子二代に渡るお話。
地図会社ゼンリンがモデルのお仕事小説ではあるけど、友情や愛情も溢れてましたね
特に「第5章 秘密」は力作でしねぇ!
そうきたかとヤラれました
住宅地図を作る為には、1軒1軒をたずねて表札を確認し、そして白地図から住宅地図を作成。
これは今でもそうらしいとは驚きです?!
『道をたずねる』という題名は、仕事のことだけではなくて、人生・友情・愛情など色々なところに繋がっているということかな?と私は理解しました!
ありがとうございましたm(_ _)m