読書日記2021-98
【深夜薬局】
歌舞伎町26時、いつもの薬剤師がここにいます
福田智弘❨著❩
[小学館集英社プロ2021年2月発行]
日本一の歓楽街、新宿・歌舞伎町。 このネオン街の一角に、夜8時に開く薬局がある。
営業は翌朝の9時まで。「深夜食堂」ならぬ、「深夜薬局」だ。
カウンターに立つのは、いつも同じ、たった一人の薬剤師。
誰かに聴いてほしい。
でも、誰にも言えない。
「何か」を抱えたお客さんと薬剤師との、小さな物語。
題名に惹かれて借りた本。
小説ではなく、ドキュメンタリー?!
170P程の薄い本で、字数も少ないので1時間程度で読めました
現実にある『深夜薬局』の店主が動機や開店までのエピソード
そして、どういうお客さんが来て、どういう場所であるかを語っている。
薬剤師の中沢さんの人柄もよく分かる。
本来の薬局の在り方は相談をする場所?!
心と体は繋がっている。
心身ともにケアするのも薬剤師の仕事。
病院へ行くべきかどうかを悩んでいる時の相談だって、気軽に出来れば本当に有り難い!
深夜じゃなくても、昼間の薬局でも同じ事を望みますね。
もちろん、そう実践されている店舗や薬剤師さんも多いとは思うけど…
定期的に行く私のかかりつけ薬局は、そんなのではないのが残念です
『患者』とは「心を串刺しにされている者」
『看護』とは「手と目をつかって護る」
なるほど〜!
ありがとうございましたm(_ _)m