読書日記2021-92

『縁(YUKARI)』

小野寺史宜❨著❩

[講談社2019年9月発行]



人と人はつながっている。たとえ、どこの誰だか知らなくても。

『霧(KIRI)』 室屋忠仁、38歳。少年サッカークラブでコーチのボランティアをしていたが…。

『塵(CHIRI)』春日真波、28歳。デート中、鈍い彼氏にきつくあたってしまったら…。

『針(HARI)』田村洋造、52歳。25歳の息子が女子高校生と付き合い、その父親に呼び出されて…。

『縁(HERI)』国崎友恵、52歳。息子の就職の口利きのため、お金が必要に…。

 人は人を傷つける。けれど、予期せぬ「縁」がそれを救うこともある。 地味だからこそ心にしみて、ホッとする。 疲れたときこそ読んでほしい、あたたかな読後感!

 ハート サッカー 傘 車 お札 ピンクハート

4編の短編、そして『終(OWARI)』がある。
"RI"の語呂合わせ?
上手く合わせましたね(^_-)-☆

それぞれが微妙な繋がりがあるお話。

それぞれの主人公が、どこで出てきたのかを探すのに、何回もページを戻って捲るという…
結構面倒くさいかも(¯―¯٥)

室屋さん、筧ハイツにお住まい口笛
『まち』で出てきましたっけ?
忘れちゃったけど、サッカーをしてる室屋さん出てきたような??

その室屋さんは、著者の作品にありがちな何気に良い奴。
それ以外の章の主人公達は、少し癖があり、道を外しそうになるけど、最後の落としどころは小野田作品らしいかな?!(*^^*)

小野寺さんって、さり気ない良い奴の男性をサラリと話に馴染ませるけど、女性は手厳しい気がした(^o^;

どう見ても嫌な女。自分勝手なんだよなぁ〜(¯―¯٥)
最終的に、少しは改善するけどそれだけ?
あやふやな結末で、そこはスッキリはしないなぁ(~O~;)

ありがとうございましたm(_ _)m