読書日記2021-53

『いのちの停車場』

南杏子❨著❩

[幻冬舎2020年5月発行]

 

いのちの停車場 [ 南 杏子 ]


 東京の救命救急センターで働いていた、62歳の医師・咲和子は、故郷の金沢に戻り「まほろば診療所」で訪問診療医になる。

「命を助ける」現場で戦ってきた咲和子にとって、「命を送る」現場は戸惑う事ばかり。

現場での様々な涙や喜びを通して咲和子は在宅医療を学んでいく。

一方、家庭では、骨折から瞬く間に体調を悪化させ、自宅で死を待つだけとなった父親から「積極的安楽死」を強く望まれる…。


赤薔薇 ピンク薔薇 赤薔薇 花束 赤薔薇 ピンク薔薇 赤薔薇


医師でもある作家さんが書かれる話は、現実的な話も多々あり、考えさせられる内容だった…。


先日読んだ本でもあったけど、大学病院では積極的治療をするが、在宅医療でのその必要性は?


「在宅医療」=看取りも含まれる。

色々なパターンはあるが、最後の瞬間を受け入れなければならない介護者。


その介護者に「死のレクチャー」をする場面、これは絶対に必要なことかも?!

私も勉強になりました!

どういう状態で命が消えるのか、それを知っているのといないのでは、覚悟も変わってくると思えました。


子供の在宅医療の話には、涙なしではいられなかった…。


映画化されてて、5月に公開されるとは知らなかった。

主演は吉永小百合さん76歳。

本では62歳なんだけど…(ーー;)

88歳の父親の看取りもあるはずだし…

ちょっと無理がありませんか?(^o^;


ありがとうございましたm(_ _)m