読書日記2021-52
『それ自体が奇跡』
小野寺史宜❨著❩
[講談社2018年1月発行]
30歳、結婚3年め、共働き。 夫は本気で夢を追い始め、妻は違う男に惹かれ始めた。
会社のサッカー部が廃部になりくすぶっていた貢は、大学の先輩から「カピターレ東京」で東京23区初のJリーグ入りを共に目指そうと熱心に勧誘される。「やります」と即答していた。 高卒で百貨店に入社して13年め、そろそろ子どもがほしいと考えていた綾は、夫の突然の宣言に異を唱える。
特にイヤだったのは、相談ではなく事後報告だったことだ。そんなときに知り合った客の天野と、二人で映画に行くことに…。 初めて訪れた危機を、田口夫妻は乗り越えられるのか!?
夢を諦めないすべての男女に贈る夫婦の物語!
「夫婦三部作」の完結編。(まだ2作目を読んでないけど)
読了感は悪くないけど、何か違和感が…
サッカーの場面で、逐一の解説が混乱させたような気がする(^o^;
ディフェンダーがどうのこうの…
フォワードがどうのこうの…
と試合の進み方やチームメイトの動き方を読みながら、頭の中で整理するのがだんだん面倒臭くなってきた…(¯―¯٥)
夫の心の変化や本気度を示すのに必要かもしれないけど…。
それ以外は、いつもの淡々とした展開(≧▽≦)
生まれて育ってきた環境も、好きなものも嫌いなものも違う二人が、紙切れ一枚で公的に夫婦となる。
つまり『それ自体が奇跡』
『たかが紙切れ1枚で、あなたのことが他の誰よりも好きだと公的に表明する、表明してもらえる』
う〜ん、確かにね(^_-)-☆
その奇跡に改めて気づかせてくれたのが、お互いの夢?!
夢を追いかけるのはリスクがあるけど、なが〜い人生のほんの一時期、と後になれば思えるのでは?!
ありがとうございましたm(_ _)m