読書日記2021-48 林真理子❨著❩
『私のスポットライト』
[ポプラ社2016年9月発行]
13歳の平田彩希は顔も成績も地味で、クラスでも中の中クラス。 同い年の美人のイトコとは比較されてばかりだし、クラスでも目立たないようにしてきた。 でも学園祭のクラス劇で、押し付けられて主役を演じることになった彩希は、演劇の面白さを知り、児童劇団に入りたいと思うようになる。
「フツウ」コンプレックスやクラス内での位置づけ抗争から脱し、自分のやりたいことを見つけていく彩希の成長を瑞々しく描いた物語。






とても素直な読みやすい本だと思ったら、児童書だったのね。
中学生活を平穏に続けるには、派手な中心グループとは、関わりを持たないように、目立たないようにするのが普通の子の立場?
イジメられたり、都合よく使われているクラスメイトを横目で見ながら…。
それって、現実的過ぎるわ〜

そんな普通で地味な彩希が文化祭の劇で主役を演じ、演劇の楽しさに目覚める、中学生の成長物語。
中学生で自分だけのスポットライトを浴びることのできる場所を見つけられるのは素敵なことですね。
ラストにある、『本当に強いのは誰か!』を見つけた彩希に拍手

ありがとうございましたm(_ _)m