読書日記2021-35 南杏子❨著❩

『ブラックウェルに憧れて』
[光文社2020年7月発行]

 

ブラックウェルに憧れて [ 南杏子 ]

 

医大の解剖学実習で組まれたのは、異例ともいえる女性4人だけの班だった。 城之内泰子教授の指導の下、優秀な成績で卒業した彼女たちは、真摯に医療の道を歩む。

医学部不正入試と過酷な医療現場。 5人の女性医師がつむぐ涙と希望。 ―そして秘められた意外な真実。

現役医師が描く切実な人間ドラマ。


病院 病院 病院 救急車 病院 病院 病院


エリザベス・ブラックウェル(1821〜1910)·····世界で初めて医師として認められた女性。


2018年に発覚した日本の複数の大学の医学部が、女子や浪人生を不利に扱う、特定の受験生を優遇する、といった不正入試を行っていた問題。


そのことも絡めて、女性医師の苦悩…

医師の世界って、こんなにも男尊女卑だったの?

最近では、女医さんも多いのでそんなに感じなかったけど、2割強しかいないんですね。


そんな社会で奮闘する女性医師たちの姿を通して、同じ状況で奮闘する女性へのエールとも受け取りました!
性差と仕事についても考えさせてくれる作品でしたね。


ありがとうございましたm(_ _)m