読書日記2021-33 木内一裕❨著❩
『小麦の法廷』
[講談社2020年11月発行]
司法修習を終えたばかりの新米弁護士、杉浦小麦。 彼女にとっての初めての刑事裁判は、1日で公判が終わるような仲間内で起きた傷害事件。 被告人との接見を終えて拘置所を出た小麦は、大勢のマスコミに囲まれてしまう。 「あなたは殺人犯のアリバイ作りに協力しているんですか!?」えっ!なに?どういうこと!?敵は、法律を知り尽くした悪党と司法の穴。
それでも私は、私の正義のために闘う。
初読みの作家さん。
ブロ友さん達が、絶賛されていたので楽しみに読みました!
プロローグの印象から、少し構えて次を読み出すと…
あっ、そっち?
そこで繋がるのね!
第一章終わりに
「あぁ〜そういう事か!」
そこから一気に
「オモロイやないか!」
検察や警察の駆け引きも見所だけど、
「弁護士の能力というのは、法律をどれだけ知っているかじゃない。 自分のやるべきことのために、法律がどう使えるかを考え出せるかどうかだ」
というフレーズがお気に入り
還暦の作家さんだけど、若い女子を主役にして、堅い話を柔らかくしているのが上手いですね!
他の作品も読んでみたいです
ありがとうございましたm(_ _)m