読書日記25 古矢永塔子❨著❩
『七度笑えば、恋の味』
[小学館2020年2月発行]

 

七度笑えば、恋の味 [ 古矢永 塔子 ]

 

第1回「日本おいしい小説大賞」受賞作!
自分の容貌に強烈なコンプレックスを抱く28歳の日向桐子は、人目に触れぬよう外では常にマスクと眼鏡を身につけて暮らしている。

勤務先である単身高齢者向けマンションでも、職場の人間関係をうまく築くことができない。 もう辞めよう、そう思っていた桐子の前に現れたのは、『みぎわ荘』最上階の住人で、72歳の不良老人・匙田譲治だった。

小粋な江戸弁で話す匙田に連れてこられた「居酒屋やぶへび」で、大雑把ながら手際よくつくられた温かい料理と、悩み多き人生を懸命に生きる心優しい人々との対話を通じ、桐子の心は少しずつほぐされてゆき……。
44歳差の恋、はじまる!?  おいしい料理シーンが散りばめれられた、心温まる恋味小説!


鍋 おにぎり お茶 コーヒー お茶 おにぎり 鍋


初読みの作家さんです。

「おいしい小説」というので、食べ物が中心で、ストーリー性が弱いのかな?と思ったけど…。


でも笑えたり苛ついたり、ウルウルもあり、もちろん美味しそうな料理も登場です!


桐子のコンプレックスが、「えっ?」(*_*)そっち?

が、まず奇想天外。


そこから始まり、少しずつ自分を取り戻していく過程が見物だし、44歳差の恋愛もね(^^♪


美味しい料理でも気持ちの通じない人と食べると、その美味しさを全く感じない。

簡単な食事でも気持ちの通じた人と食べれば、おいしさ倍増(^_-)-☆


人にはそれぞれ色んな悩みがある。

孤独感に打ちのめされ、涙に暮れる日々…そんな悲しみを癒してくれるのはいつだって美味しいものと人の優しさなんでしょうね(*^^*)


ありがとうございましたm(_ _)m