読書日記11 辻堂ゆめ❨著❩
『あの日の交換日記』
[中央公論新社2020年4月発行]

 

あの日の交換日記 (単行本) [ 辻堂 ゆめ ]

 

「教師と児童」···先生、聞いて。私は人殺しになります。お願いだから、じゃましないでね?


「上司と部下」···私は彼女に合わせる顔がありません。毎日不安でいっぱいです。

「夫と妻」···交換日記を始めるにあたって、一つだけ、お願いごとがあります。
このノートの中でだけ、今まで話してこなかったようなことを振り返ってみる。
それって、なんだか素敵じゃないですか?

嘘、殺人予告、そして告白……。大切な人のため綴った日記に秘められた真実とは?
気鋭の若手ミステリ作家が記すのは、驚くべき仕掛けとその後訪れる感動。

カギ トランプハート トランプクローバー トランプダイヤ トランプスペード トランプジョーカー カギ

初読みの作家さん。
まだ20代の若い方だと知り驚きました。

交換日記という今では珍しい、それを中心にした物語は、読み応えがあり読了感も満足出来ました(^^)/

7編の短編だけど、全てに繋がりがあり、その発見も新鮮だったわ(^o^)

それぞれの章で、教師と生徒、姉と妹、母と息子、加害者と被害者など、様々な形で繰り広げられる交換日記のやりとりに心が温かくなった。

最終章では、今までの物語が繋がり、様々な想いが詰まった交換日記が絡まったのが、ちょっとした感動(^_-)-☆

交換日記全盛に生きた者としては、懐かしい日々を思い出させて貰いました(^^)v

ありがとうございましたm(_ _)m