読書日記151 柚月裕子❨著❩
『パレートの誤算』
[祥伝社文庫2017年4月発行]

 

パレートの誤算 [ 柚月 裕子 ]

 

ベテランケースワーカーの山川が殺された。 新人職員の牧野聡美は彼のあとを継ぎ、生活保護受給世帯を訪問し支援を行うことに。 仕事熱心で人望も厚い山川だったが、訪問先のアパートが燃え、焼け跡から撲殺死体で発見されていた。
聡美は、受給者を訪ねるうちに山川がヤクザと不適切な関係を持っていた可能性に気付くが…。
生活保護の闇に迫る、渾身の社会派ミステリー!

バツレッド バツブルー バツレッド バツブルー バツレッド バツブルー バツレッド

市役所福祉課の新米ケースワーカーの女性が主人公。
まず、その担当する生活保護受給世帯への対応の大変さ、仕事の過酷さに驚かされた。

生活保護、不正受給、貧困ビジネスと現代社会の闇ともいえる部分に絡めて物語が展開されるのは非常に興味深く一気読み!

事件が徐々に解決していく様は、著者が女性だからか優しく感じたかな?!
途中で、何となく犯人の目星もつき、結末も予想できたしね(^^)v

割と身近に生活保護受給者がいるので、役所の対応ってもっと厳しいものだと認識していたので、厳しい言葉や対応が少なく感じたかな??

『パレートの誤算』の意味は、最後まで読まないと分からないかもね(^_-)-☆

ありがとうございましたm(_ _)m