読書日記145 伊東潤❨著❩
『囚われの山』 
[中央公論新社2020年6月発行]

 

囚われの山 (単行本) [ 伊東 潤 ]

 

雑誌「歴史サーチ」の編集部員・菅原誠一は、特集企画「八甲田山雪中行軍遭難事件」を担当することになった。
遭難死した兵士の数が記録によって違うことに気づいた彼は、青森で取材を開始。 当時の悲惨な状況を改めて知る。
遭難死した兵士数の違いにこだわる彼は、遭難事件の半年後に病死した稲田庸三一等卒に注目。 取材のため、地元ガイドの小山田ととともに冬の八甲田に足を踏み入れた、菅原が見たものとは一体――。
世にも有名な「八甲田山雪中行軍遭難事件」を題材に挑んだ、傑作クライムノベル!

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現実にあった『八甲田山雪中行軍遭難事件』、1902年明治35年の出来事。
過去に映画でも大ヒットした。

少し前に、たまたまテレビで『ディアトロワ峠事件』の謎の特集をしてて見たところだった。
1959年2月、旧ソ連のウラル山脈北部をトレッキングしていた大学生と卒業生9人が、不可解な遭難死を遂げた事件

私は、『八甲田山雪中行軍遭難事件』は、悲惨な事件があったというぐらいの知識しか無くて…。

どこまでが真実でどこまでが既に当たり前の事として他の本や映画になっているかも知らなかった。
だから、謎の提示も当時の行軍の様子もとても興味深かったし、その悲惨さには身震いさえした。

冬の八甲田…
想像を絶する世界…
ただの訓練で200人以上の人の命がなくなったなんて…
時代もあるけど、無知とは恐ろしいです!

物語の中で、主人公と妻との離婚話しはまぁいいけど、女性の編集長との関係を最後に持ってくるのか?!
解せないわ〜(~_~;)

ありがとうございましたm(_ _)m