読書日記103 伊坂幸太郎❨著❩

『シーソーモンスター』
[中央公論社2019年4月発行]
出会ってはいけない二人が出会ったとき、世界の均衡は崩れ、物語は暴走する――
【時代をまたいで疾走する、エンターテインメント小説2篇! 】
我が家の嫁姑の争いは、米ソ冷戦よりも恐ろしい。
バブルに浮かれる昭和後期の日本。一見、どこにでもある平凡な家庭の北山家だったが、ある日、嫁は姑の過去に大きな疑念を抱くようになり……。
(「シーソーモンスター」)
突然、僕は巻き込まれてしまった。時空を越えた争いに――。
舞台は2050年の日本。ある天才エンジニアが遺した手紙を握り締め、彼の旧友と配達人が、見えない敵の暴走を前に奮闘する!
(「スピンモンスター」)
【時代をまたいで疾走する、エンターテインメント小説2篇! 】
我が家の嫁姑の争いは、米ソ冷戦よりも恐ろしい。
バブルに浮かれる昭和後期の日本。一見、どこにでもある平凡な家庭の北山家だったが、ある日、嫁は姑の過去に大きな疑念を抱くようになり……。
(「シーソーモンスター」)
突然、僕は巻き込まれてしまった。時空を越えた争いに――。
舞台は2050年の日本。ある天才エンジニアが遺した手紙を握り締め、彼の旧友と配達人が、見えない敵の暴走を前に奮闘する!
(「スピンモンスター」)







「螺旋プロジェクト」の一作。
昭和後期と近未来が、それぞれの話で一冊に収められている。
私は、「螺旋プロジェクト」は、過去2冊を読破しました。
作者は、単独で読んでも支障なしと書いているけど、やはり過去の海族・山族の歴史を知っている方が、内容に入りやすいと思いますよ(^^)/
・昭和バブル期(1980年代)を舞台とした「シーソーモンスター」
・近未来(2050年)を描く「スピンモンスター」
全く別の物語であるが、「シーソー」の重要人物を「スピン」にキーパーソンとして登場させているのに、思わず「おっ!」
・近未来(2050年)を描く「スピンモンスター」
全く別の物語であるが、「シーソー」の重要人物を「スピン」にキーパーソンとして登場させているのに、思わず「おっ!」
『シーソー』では、冷戦時代の米ソ対立と嫁姑対立、嫁姑問題=海族と山族に重ねたり、
最後には「えぇーお義母さん…そうなの
」

主人公の裏の顔絡みが、軽快で格好良くて、面白く読めた!
『スピン』は、対立による争いが人類を進化させると人工知能が判断し、情報操作により主人公二人を窮地に追い詰める…。
こちらの方が伊坂作品ぽい感じがしたかな⁉
ありがとうございましたm(_ _)m