読書日記62 伊坂幸太郎❨著❩

『クジラアタマの王様』 [NHK出版2019年7月発行]
製菓会社に寄せられた一本のクレーム電話。
広報部員・岸はその事後対応をすればよい…はずだった。 訪ねてきた男の存在によって、岸の日常は思いもよらない事態へと一気に加速していく。 不可思議な感覚、人々の集まる広場、巨獣、投げる矢、動かない鳥。 打ち勝つべき現実とは、いったい何か。







ここ最近に、この本を読んだ方は驚いたのではないかな?
ネタバレになるけど、
後半に出てくる「鳥インフルエンザ」(前半でも触れてはいるけど)
アジアの農村で鳥インフルエンザの感染者が死亡した。
昔から定期的に話題にはなっていたが、「ウイルスの変異によっては大変なことになる」と言われていて…。
そして、ついに人から人への感染が確認された。
日本でも感染が広がり、宇宙服みたいなのを着た人達がいて、殺菌除菌してたり…。
ねっ!何か今のこの時期と全く同じなんですよ

一年前に出た本で、予言していたような描写で驚いたと言うことです



基本的には、夢でみた話と現実がシンクロして、夢で怪物と闘い負けると現在に反映し悪い方向へ向う?勝つといい方向へ。
所々に挿絵?漫画?が挟まり、アクションシーンが描かれているのが斬新⁉
前半を読んで、ファンタジーぽくてどうも馴染めなかったけど、何となく辞めづらくて読み続けたら、後半になりえっ
えっ
って感じでした。


後半のテンポは良くて、読みやすさもありました。
不思議なお話しではあるけど、小説が現実になる事もあるんだなぁ〜とシミジミ(¯―¯٥)
ありがとうございましたm(_ _)m