読書日記26 霧村悠康【著】
摘出--つくられた癌--』[新風舎2005年10月発行]

もみ消される数々の医療ミス。 命の重みを忘れた大学病院の内情を現役外科医が告発する衝撃度No.1の医療サスペンス。

平成の『白い巨塔』最終決定版!


癌の分野で国際的に有名な国立O大学の高木教授の医局に入った二年目の研修医本木は、あろうことか、手術中に右の乳癌を左と取り違える重大なミスを犯してしまった。 仕方なく、執刀医の高木教授は両方の乳房を切り、ミスが外部に漏れることがないよう左の乳房にも癌があったことにし、箝口令を敷く。

「すまないことをした、正直に謝ろう」 二週間後、自らの過ちに激しく煩悶する本木のもとに病理診断の結果が届く…。

もみ消される数々の医療ミス。


チョコがけハート チョコがけハート チョコがけハート チョコがけハート チョコがけハート チョコがけハート チョコがけハート


他の方のブログで拝見して、興味をもちました。

というのも、私も乳癌経験者なので…。


冒頭から乳房摘出手術の場面で、左右を間違うというのが出てきて、もう〜怒り心頭ムキーハッハッ

あり得ない!!


病院って、こういう医療ミスがあっても保身に回るのは当たり前?

確かに…

医者も人間、間違うこともあるかもしれない。 しかし、そのミスが決定的になることもあり、患者側からは到底許せない。


そういう想いがフツフツと湧きながら読んだ1冊でした。


著者は現役の医者⁉

この話はフィクションなのかな?

いや〜現実的なことなのかもしれないぞ!

新薬の治験の話なんて、絶対に実話じゃないかな⁉


もう15年程前の本、この15年で乳癌治療も進歩したと思うけど、

基本的には『手術+ホルモン剤+放射線+抗がん剤』

これは変わらないんだなぁとショボーン

再建の方法や技術は格段に進んでいるとは思いますが。


医者と患者、なによりも大事だと思うのは信頼関係です!


ありがとうございましたm(_ _)m