読書日記20 村山由佳【著】
『風は西から』 (幻冬舎2018年3月発行)


過労自死———。決して、彼が弱かったのではない。では、なぜ、彼は死ななければならなかったのか?
答えを探して、大企業を相手にした戦いが始まる。
 
大手居酒屋チェーン「山背」に就職し、繁盛店の店長となり、張り切って働いていた健介が、突然自ら命を絶ってしまった。

恋人の千秋は、自分を責めた――なぜ、彼の辛さを分かってあげられなかったのか。 悲しみにくれながらも、健介の自殺は「労災」ではないのか、その真相を突き止めることが健介のために、自分ができることではないか、と千秋は気づく。

そして、やはり、息子の死の真相を知りたいと願う健介の両親と共に、大企業を相手に戦うことを誓う。


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読みながら悔しくて仕方なかった…。

健介に「死ぬなよ、死ぬなよ」と心で願っている自分がいた…。


現実にあった話を元に書かれているのは、参考文献を見ずにも解った。

フィクションでありフィクションでない!


「死ぬくらいなら会社を辞めたらいい」

正直、私もそう思ってました。

しかし、人間は疲れ果てた末には普通の判断すらも出来なくなる·····精神的にその余裕すらなくなるものなんですねタラー


辞めることは逃げるとは違うんだよ!

自分を高めるためのステップなんだよ!

と追い詰められている人に言いたい!!


働き方改革が声高かに唱えられているけど、問題は企業トップの経営改革、経営資質が変わらないとどうしようもない!

というのが真に伝わりました。


多くの人にそれが伝わればと願います!


ありがとうございましたm(_ _)m