読書日記18 鏑木蓮【著】
『炎罪』 (講談社2016年5月)
京都市内にある自傷患者専門クリニック兼自宅が全焼。
精神科医・山之内一蔵が焼死体として発見され、妻・和代とは連絡がとれないままである。
警察はクリニックの患者で山之内医師とトラブルのあった連続放火犯・長門に疑いの目を向けるも決め手に欠け、さらには自殺説、行方不明の妻犯人説など様々な推理が飛び交い捜査が難航した。
混乱の中、下京署の片岡真子は山之内医師周辺のある事故に目を向け、思わぬ推理を展開するが……。
「お嬢」と呼ばれた京言葉の女性刑事が情熱で事件に挑む警察ミステリー!
デビュー10周年・乱歩賞作家・鏑木蓮が放つ渾身作!!
鏑木さんの本は、過去に何冊かは読んでて、面白い作家さんだとは思ってました。
この本はシリーズ第二弾のようで、かなり手の混んだ犯罪を繰り広げている。(前作も読みた〜い)
「精神科医」··· これが正解という治療があってないようなものかな?
薬だけでは対処出来ないからカウンセリングが大事…。
しかし、こんなことが出来るとは恐ろしい
それがこの本ではミソなんだよなぁ〜
ネタバレになるけど、これは凄いぞ!犯人の勝ちだな!と思うと…
最後には余りにも簡単にケリがついて、う〜んちょっと拍子抜けかも⁉
京都言葉がお好きなお方はんは、そちらでも楽しめはるかもしれまへんで
ありがとうございましたm(_ _)m