読書日記17 古市憲寿【著】

『百の夜は跳ねて』(新潮社2019年6月)
「格差ってのは上と下にだけあるんじゃない。同じ高さにもあるんだ」。
僕は今日も、高層ビルの窓をかっぱいでいる。 頭の中に響く声を聞きながら。 そんな時、ふとガラスの向こうの老婆と目が合い……。
現代の境界を越えた出逢いは何をもたらすのか。 無機質な都市に光を灯す「生」の姿を切々と描ききった、比類なき現代小説。
この小説は、決定的に新しい。「令和」時代の文学の扉を開く、渾身の長編小説。
最近は、テレビのコメンテーターとして目立っている著者。
なので、小説家としてはNoマークだった。
「決定的に新しい」とは?
きっとそうなんだろうが、アラカン世代には付いていくのに精一杯で、読み終わるまで深い所にまで到達できなかった…(^.^;
高層ビルの窓拭き清掃員の仕事を通じて、なんとなく…現代の縮図を感じさせる展開の物語。
その中で、もがき苦しむ青年の姿や違う意味でもがき苦しむ老婆の生活。
コメンテーターの古市さんには、あまりいい印象を持っていなかったが、本を読んでいて自分を投影しているのかな?と思えたら、なんかわざと突っ張っている兄ちゃんに思えてきた。(´∀`*)ウフフ
ありがとうございましたm(_ _)m
