読書日記15 中山七里【著】
『翼がなくても』(双葉社2017年1月)

陸上200m走でオリンピックを狙うアスリート・市ノ瀬沙良を悲劇が襲った。 交通事故に巻きこまれ左足を切断したのだ。
加害者である相楽泰輔は幼馴染みであり、沙良は憎悪とやりきれなさでもがき苦しむ。 ところが、泰輔は何者かに殺害され、5000万円もの保険金が支払われた。 動機を持つ沙良には犯行が不可能であり、捜査にあたる警視庁の犬養刑事は頭を抱える。 事件の陰には悪名高い御子柴弁護士の姿がちらつくが―。
左足を奪われた女性アスリートはふたたび羽ばたけるのか!? どんでん返しの先に涙のラストが待つ切なさあふれる傑作長編ミステリー。

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中山七里さんの本は割と読んでいる方で、御子柴弁護士&犬養刑事の登場に「おっ!」

ひとりの女性(沙良)の運命の変化と殺人事件⁉
交通事故・障害者スポーツなどを取り巻く社会的問題もサラリと流し、主には沙良のスプリンターの成長に重点をおいていたので、ミステリー感が薄かったかな。

読み終わってみて…
御子柴弁護士の「翼がなくても沙良は無理にでも飛び立とうとしただろう」のひと言に集約された本だったような気がする!

割合とスラスラと読み進めた1冊でした(^^)/

ありがとうございましたm(_ _)m