読書日記4 知念実希人【著】

『レフトハンド・ブラザーフッド』 (文藝春秋2019年3月)
左手に宿る“兄”と俺。 奇妙な2人の逃避行が始まる―ある事故以来、左手から死んだ兄・海斗の声が聞こえるようになった岳士。
家出した2人は殺人事件に巻き込まれ、容疑者として追われるはめに。 濡れ衣を晴らそうと奔走する岳士と海斗だが、怪しいドラッグ「サファイヤ」、そして美しい彩夏との出会いで“兄弟”の思惑はすれ違いだす…予想不可能のラスト、切ない衝撃に涙があふれる。







知念作品2冊目。
ハード本460Pの長編に最初は腰が引けた

しかも高校生が主役で、片手に亡くなった双子の兄が宿る⁉ SFの世界か?←ちょい苦手
ところが最初からいきなり事件発生!でテンポよく進んでいき、フェードアウトする機会を逃した感じで、一気に読んでしまいました

殺人事件に危険ドラッグ、心の闇にトラウマ等など…。
テーマを盛り沢山に絡めて、二転三転。
若い人向きかもしれないけど、アラカンのおばさんにも心に響くものがありましたよ

ありがとうございましたm(_ _)m