読書日記93 山田宗樹【著】
という想像をかきたてられます。
『ギフテッド』 (2014.8)
アメリカ合衆国に住む13才の少年の体内に“未知の臓器”が見つかった。
以後、同様の臓器をもつ子供たちの存在が、世界各地で確認される。いつしか彼らは、羨望と畏れを込めて「ギフテッド」と呼ばれるようになった。
当初は何の特徴も見られなかったギフテッドが覚醒した時、彼らを恐れ排除しようとしていた普通の人間たちがいきなり肉片と化す殺人事件が起こる。
そして、ギフテッドに対する恐怖が暴走する。
『百年法』を凌駕する、一気読み確実、超絶興奮の胸打つ大巨編ミステリー。
SFではあるものの、現実的にもあり得るかとワクワクしながら一気に読みました
現実離れした問題を、現代の政治や社会の視点から取り扱っており、
「実際のこんな問題がおこったら、今の社会はどうなるのか?」という想像をかきたてられます。
参考文献に「マスコミが報道しなかったオウムの素顔」というのがあり、あぁーそこをヒントにしたのか…
一瞬、勘違いしそうになりヤバイ
あくまでもテロ集団なんだから!


人と違うというだけで差別されることは、今の世の中にも沢山あります。
いろんな意味で考えさせられる話でした。
ありがとうございましたm(_ _)m