2冊とも 三浦しをん 著

☆『政と源』

幼馴染の二人、正反対の人生を送るも 70才を過ぎた今も離れられない腐れ縁?

下町に住む二人の掛け合いが面白く、ほんわか人情系の話
楽に読める本だと思う。

これも以前 借りたことのある本だった(^^;


☆『光』

一方この本は、同じ作家が書いたとは思えない暗く容赦がない話



中々しんどい話です。

津波による悲惨さ・・・東日本大震災の5年前に書かれていたとは 少し驚いた。

神様=光は何もかも平等に照らし出してさらけ出す。 我々はその光から逃れられない。光なしではいきてゆけないのだから・・・
作者は、人の(負の)情熱が暴力に向かうのではなく、もっと別のものに向かうように願った・・・
と、解説にありました。

だから全く路線が違う
直木賞作品『まほろ駅前多田便利軒』や『舟を編む』が生まれたのかなぁ。

ありがとうございましたm(__)m