読書日記81 大山淳子【著】

『赤い靴』 (2018.8)
七歳の誕生日の夜、葵は母親を目の前で惨殺された。 誰が何のために母を殺したのか―。
奇跡的に生き延びた葵がたどり着いたのは、超然とした佇まいの老人と犬が支配する人跡未踏の山中だった。 隔絶された世界で成長した葵は、ある出来事の後、復讐の念を魂に刻んで下山する。
「死ぬってどういうことだとあなたは思う?」生と死の狭間で交錯する欲望。
葵が最後に見たのは、希望か絶望か―。
驚愕のラストまで一気読み必至の傑作長編!!
中々の衝撃的なお話でした。
ハード本400Pの長編、読み出しから30数ページで、平坦な描写に、最後まで読みたいかな?と弱気

しかし、そこで衝撃的な事件が発生し、その後の展開が気になりサクサク進むようになった
何故犯人は犯行現場を目撃されたにもかかわらず子供を殺さなかったのだろう。
そこから始まる物語は、予想もしない展開に…。
途中で犯人が分かった時、思わずため息が(´Д`)ハァ…
精神科医による治療で、聴き取りからの物語という設定。
最後はホッとした反面、もうひと捻り欲しかったかも?
ありがとうございましたm(_ _)m
