読書日記47 南 杏子著
『サイレント・ブレス』
大学病院から、在宅で最期を迎える患者専門の訪問クリニックへの“左遷”を命じられた三十七歳の倫子は、慣れない在宅医療にとまどう。
けれども、乳癌、筋ジストロフィー、膵臓癌などを患う、様々な患者の死に秘められた切なすぎる謎を通して、人生の最期の日々を穏やかに送れるよう手助けする医療の大切さに気づく。
感涙の医療ミステリ。
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「サイレント・ブレス」
静けさに満ちた日常の中で、穏やかな終末期を迎えることをイメージする言葉です。(著者)
とても感慨深い内容でした。
最後は実の父親の看取りの話。
教授の言葉
「医師には二種類いる。死ぬ患者に関心のある医師とそうでない医師」
「治すことしか考えない医師は、治らないと知った瞬間、その患者に関心を失う。」
「死ぬ患者を最後まで愛し続ける」
はぁ〜、そんな医師は少ないのかな?
患者としては信頼できる医者に出会うことが、1番の治療法なのかもしれませんね(¯―¯٥)
ありがとうございましたm(_ _)m