読書日記19 桐野 夏生著
『路上のX』


幸せな日常を断ち切られ、親に棄てられた女子高生たち。ネグレクト、虐待、DV、レイプ、JKビジネス。かけがえのない魂を傷めながらも、三人の少女は酷薄な大人たちの世界をしなやかに踏み越えていく。最悪な現実と格闘する女子高生たちの肉声を物語に結実させた著者の新たな代表作。 



かなり精神的にしんどい、心がヒリヒリする話でした。


16歳17歳で、居場所もなくひとりで生きていくしかない彼女たち…

現実にもありそうな話で、普通が普通でいられないなんて、なんて辛いことなんだろう…


犯罪スレスレの事をしている(実際は犯罪)彼女たちに、何とか犯罪者にならないで!と願いながら読んでいる自分が変??


子供や孫がいる私からしたら、受け入れ難い内容だけど、大人として考えるべき話だと実感しました。


ありがとうございましたm(_ _)m