ターゲット/楡周平 満腹度:腹○○○○○●●●●●分目 言いづらいんですが、やはり日本人が主人公のスパイ者って無理があり過ぎて嵌れません。主人公のあまりのキザさ加減にも辟易。日本人にはジェームス・ボンドは勤まりません。 この手の小説にリアリティを求めるつもりはありませんが、もう少し人間味のあるヒーローが必要なのでは?
侍/遠藤周作 満腹度:腹○●●●●●●●●●分目 田舎侍の生きた波乱万丈の短くも激しい生涯。メキシコのアカプルコにはこの小説の主人公、支倉常長の銅像が建っています。この小説を読んで、メキシコに旅行した際にこの銅像を見に行った。リゾートに建つ侍像は一種異様だが、江戸時代にちょんまげ姿で欧州に渡った彼らは、更に 異形の者として受け入れられたことだろう。深く心に染み入る<歴史冒険小説>。
白日/北方謙三 満腹度:腹○●●●●●●●●●分目 探偵や、バーテン、実業家といった主人公の多い北方ハードボイルド路線において、面打ち師が主人公という異色作。とは言え、そこはやっぱり北方ワールド。海、酒、男の料理といった、いつもの小道具がちりばめられている。 単なるハードボイルドではなく、芸術家の内面を描いたこの作品は、いつもとは違う切口で男の美学を語っている。大満足の一冊でした。
脳男/首藤瓜於 満腹度:腹○○○○●●●●●●分目 クールでドライな脳男が大活躍! 脳機能に関する解説は医学書並み。かなり勉強になりましたが、ストーリー的にはそこまで詳細に解説しなくても良いような・・・?