永遠の仔/天童荒太 満腹度:腹○○○●●●●●●●分目 作品に漂う陰鬱なムードにはどうも馴染めない。 現代においては<事実は小説より奇なり>は当たり前。信じられないような犯罪が多発しており、この小説における事件はあってもおかしくないなぁ、と思いながら読みました。 幼児体験を克服出来ず、過去に縛られたまま生きていく主人公達の姿はあまりにも救いが無く、あげくに周囲の人間まで不幸にしていくなんて・・・。
三国志/吉川英治 満腹度:腹○●●●●●●●●●分目 分厚いけど字は大きめで読み易い。 この本を手に取るまでは、漫画でしか読んだことが無かったが、小説の方が断然面白い。 とにかく登場人物の多いこの物語、二世代、三世代に渡る歴史絵巻を書き上げるのは至難の業だろうなぁ。 いずれ北方謙三の『三国志』も読んでみたい。
スプートニクの恋人/村上春樹 満腹度:腹●●●●●●●●●●分目 あえて<ホラー>に分類させて頂きました。 本作も勿論ですが、主人公が書き連ねる小説のカケラも非常に面白い。が、実は身の毛もよだつ怖さを兼ね備えた異色作。 とにかく大好きな一冊!
そして二人だけになった/森博嗣 満腹度:腹○○○●●●●●●●分目 『そして誰もいなくなった』とは、似ても似つかないこの作品。 相変わらず物理の問題を解くような謎解きはかなり難解??? <綾辻行人>同様、現実にはありえない特殊な建物の中で起こすトリックは何でも有り。トリックの裏付けと同じくらい建物の存在自体についても考えた方が・・・?
R.P.G./宮部みゆき 満腹度:腹○○○○○○●●●●分目 R.P,G.・・・? 『ドラクエ』みたいな勇者伝でも書くのかな?と思ったら・・・。 ネット上の稚拙なやりとり、回りくどい取調べ、真犯人の動機付け、どうも馴染めませんでした。 この小説はミステリーなのでしょうか・・・?
ねじまき鳥クロニクル/村上春樹 満腹度:腹○●●●●●●●●●分目 村上作品の中でも一段と難解(?)なこの作品 とにかく、出演者(?)がユニーク! 加納クレタと加納マルタは<叶姉妹>のオリジナル? クールな少女メイ、陰険な綿谷ノボル、その他にも不思議なキャラが不思議な物語の謎を深めていく。 複雑に絡み合うストーリーは難解だが、分かっても分からなくても面白い摩訶不思議小説。
燃えよ剣/司馬遼太郎 満腹度:腹○○●●●●●●●●分目 新撰組土方歳三の生涯を描いた作品。 様々な作家の手によって描かれている、強面の剣豪としての土方歳三は勿論のこと、繊細でオクテなキャラとして描かれているのが面白い。 あくまでも土方の物語なので、きちんと五稜郭まで戦い抜いた新撰組最後の志士として書かれており、満足な一冊である。
ターンエー・ガンダム/福井晴敏 満足度:腹○○○●●●●●●●分目 ぶっちゃけこの本読んでません。上の評価はアニメに対するものです。 原案は初代ガンダムの富野由悠季なのですが、どうして乱歩賞作家の福井さんが出てくるのか??? 同姓同名じゃないよね??? 原案は富野さんなので、時代設定は宇宙世紀0079からずいぶん後ですが、正当な流れを汲んでいます。起動戦士ガンダム→Z→ZZ→逆襲のシャア→→→ターンエー・ガンダムだと思うんですが・・・?
顔にふりかかる雨/桐野夏生 満腹度:腹○○○○○●●●●●分目 社会派(?)の作者が描き出す<裏社会>はあまりにもエグイ! その辺がどうも馴染めませんでした。 もうちょっと派手さが欲しいような・・・。 江戸川乱歩賞の選出基準ってどうなの?
プラハの春/春江一也 満腹度:腹○○○●●●●●●●分目 誰ものが一度は聞いたことのある歴史上の出来事だが、その詳細まで記憶している人は極少数なのでは? 東欧の複雑な政治的背景を元に、日本大使館員である主人公が立ち向かう激動の果てにあるものは・・・? プラハの美しい街並みを目にしたことがあれば、より一層楽しめたのだが。 いずれ続編の『ベルリンの秋』も読んでみたい。